7月31日フジテレビ放送のホンマでっか!?TV【カレーのチカラSP】で紹介されたカレーの効果をまとめました。インドにはアルツハイマー型認知症が少ないようなので気になりますね。
カレーが認知症予防になる?
理由:毎日カレーを食べているインドにアルツハイマー病の発症が少ないため!
しかし、インドの平均寿命は67歳で日本は84歳です。インドは日本に比べ平均寿命が短いのです。
そのため、カレーが認知症予防になるかはわかっていませんでした。
その後、クルクミン(カレーに含まれるポリフェノール)がアルツハイマー病の原因となるアミロイドβを減らすという研究結果が報告されました。
アミロイドβは脳内のゴミ?
クルクミン…カレーの黄色の成分でスパイスのターメリックに含まれている成分(ターメリック=秋ウコン)
アミロイドβ…脳内で作られるたんぱく質の一種。脳内のゴミ。通常、短期間で分解され排出されるがアミロイドβ同士がくっついて固まることで排出されずに脳に残ってしまう。
金沢大学ではクルクミンはアミロイドβが集まって固まるのを防ぐ効果があると発表しています。
これはクルクミンの濃度が高ければ高いほどその効果は強くなったという結果に。
脳の中でアミロイドβが溜まりにくくなり脳の機能が保たれます。
カレーを頻繁に食べる人と食べない人とでは認知症の発症リスクが約50%低くなることがわかっています。
生物評論学者の視点、効能
カレーの代表的なスパイスと効能
・クミン(抗炎症作用) ・コリアンダー(抗酸化作用) ・ターメリック ・カルダモン(抗炎症・抗酸化作用)
・シナモン(血行促進) ・唐辛子(血行促進)
カレーは健康食ですが食べすぎると太ります。
心理評論家の視点
「人の不安や恐怖が軽減する。」
マウスの実験でクルクミンの入ったエサと入っていないエサで比較したところ恐怖心を軽減することがわかった。
疲労評論家の視点、認知力
記憶力が良くなる
シンガポール大学の研究で60歳以上の1010人の認知症のない方々に認知機能検査をした。
「カレーを時々~頻繁に食べる」と答えた人は「滅多に~全く食べない」人に比べて認知力が高かったという結果がある。
さらに認知能力、記憶力、空間認識能力、注意力を上げてくれることはわかった。
漢方評論家の視点
漢方専門薬局代表で漢方薬剤師「もうやんカレー」スパイス監修の久保田佳代先生によると…
カレーのスパイスは漢方薬
クミン:むくみ取り
フェンネル:胃炎に処方される
カレー専門家の視点
世界の伝統料理ベスト100で日本のカレーは世界1位になった。
日本のカレーは世界中で『ジャパニーズカレー』と言われている。それはカツカレーの事。
カレーのレシピ
●レトルトカレー、固形のルーは使わない
成分表示には小麦粉、植物油脂、添加物が含まれているしターメリックの量が少ない!
クルクミンの1日の摂取量は150㎎~200㎎まで=ターメリック1.5g~3g(小さじ1程度)
●作ったカレーにターメリックを足しましょう!
●めんどくさくない人はスパイスから作りましょう!
作り方
①オリーブオイルで具材を炒める
②そこへターメリック、クミン、コリアンダー、おろしにんにく、おろししょうがを全て同じ量入れて炒める
③トマト缶、鶏ガラスープかコンソメをいれる
④水を入れて伸ばす
⑤甜菜糖と塩で好みの味付けにして完成
カレーの認知症予防パワーをさらに高めたい!
カレーの組み合わせとして最適な食材は納豆です。(クルクミンの吸収率を上げる)
キノコを炒めて乗せたり、ターメリックパウダーを入れてターメリックライスにするのもいいです。